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わたしたちは客観的な心を通じて外界と関わります。その心の器官が脳であり、脳脊髄神経系が身体のあらゆる部分との意識的なコミュニケーションを可能にします。この神経系は光、熱、匂い、味といったすべての感覚に反応します。

この心が正しく考えて真理を理解し、脳脊髄神経系を通じて身体に送られる思考が建設的なものなら、それらの感覚は楽しく心地よいものに感じられます。

その結果、私たちは力強さや活力を身に着け、身体には建設的な力が宿ります。ところが、苦痛、病、欠乏、限界、あらゆる形の不調和がわたしたちの人生に招き入れられるのも、同じ客観的な心を通してなのです。ですから、邪悪な考えを抱くと、わたしたちは破壊的になるのです。

わたしたちは潜在意識を通して内面世界と関わります。その心の器官は太陽神経叢です。交感神経が喜び、恐れ、愛、情動、呼吸、想像、そのほかすべての無意識の現象をつかさどっています。わたしたちが宇宙精神に結び付けられ、宇宙の無限の建設的な力とつながるのは、潜在意識を通してなのです。

人生最大の秘密は、これらの二つの生命の中心がどのように協調して働いているかを深く理解することなのです。それがわかれば、客観的な心と主観的な心とを意識的に協調させ、有限なるものと無限なるものとを和解させることができます。未来が完全にわたしたちの欲しいままになるのです。気まぐれな、あるいは不確かな外部の力のなすがままにはなりません。


すべての根源「意識」と私たち


たった一つの原理ないし意識が宇宙前田いに行き渡っており、すべての空間を満たしているということに異を唱える者はおりません。どんな些細な空間でさえ、その原理が働いていないところはないのです。それは全知全能であまねく行き渡り、あらゆる思考や物質を内包します。それは万物の源なのです。

思考する「意識」は宇宙にたった一つしかなく、その意識が考える時、その思考は客観的なんものになります。この意識はあまねく行き渡っているので、それぞれの個人の中にも当然存在しています。めいめいの個人は宇宙に偏在するこの全知全能の意識の顕現なのです。

宇宙には「意識」はたった一つしかないので、必然的にあなたの意識は宇宙と同一だということです。言い換えれば、すべての心は一つなのです。この結論から逃れるすべはありません。

あなたの脳細胞の中で焦点を結ぶ意識は他人の脳細胞の中で焦点を結ぶ意識と同じものです。めいめいの人間は宇宙精神が個別に顕現した姿にほかなりません。


意識 心と思考


宇宙精神は静的な、もしくは潜在的なエネルギーです。それはただ在るだけです。個々人を通してのみ自らをあらわすことができます。一方、個々人は宇宙精神を通してのみ、この世に存在できるようになります。それらは一つなのです。

個人の考える能力は、宇宙精神に働きかけそれを顕在化さえる能力です。人間の意識は考える能力だけからなっています。心そのものは微細な静的エネルギーだと信じられています。そのエネルギーから心の動的な側面である「思考」と呼ばれる活動が生まれるのです。静的なエネルギーである心と動的なエネルギーである思考、二つは同じコインの裏表なのです。したがって思考とは、静的な心を動的な心に変換することによって形成される振動なのです。